過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/08(日) 18:30:01.40 ID:g01J+w8Ko
「なんだか、その日起こった嫌なことの全部が、取るに足らない、くだらないことに思えてくるんだよ」
それから彼はこちらを見て照れくさそうに笑った。
夕陽は確かに綺麗だった。でも平凡な綺麗さだった。
よくある感じの夕焼けだ。よくある秋の夕暮れ。悪くはないけれど。
なるほど、と俺は思った。
要するに俺と彼は根っこの部分から異なっているんだろう。
そしてそれは、どっちが正しいとか、どっちが間違っているとかの話ではない。
俺だって、彼みたいな生き方ができればそれが一番なのだ。
取るに足らないこと。くだらないこと。そうやって割り切ってしまえばいい。
自分のささやかな失敗。ささやかな友達との喧嘩。ささやかな言葉の選び間違い。
ささやかな情報のすれ違い。そうしたささやかなやり取り。
それは実際、自分の身にどれだけ大きく思えようと、相対的に見れば些細なことだ。
でも、日常はその「取るに足らないもの」「くだらないもの」の集積物だ。
「取るに足らないこと」を軽んじ、蔑ろにすれば、手痛いしっぺ返しを食らうことになる。
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