過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/22(木) 19:15:37.48 ID:ESoSJTHeo



 反省編、その二。
 
 誰でもいいから笑ってほしい気分だった。

 ビィ派なら、戻ってすぐに「何やってんだよおい」とか言ってくれると思っていた。
 そう言ってもらえれば、俺だって「いやあ、参ったなあ」って言えたのだ。

 でも、彼らは俺のことなんて忘れていたようだった。

 我らが文芸部のちびっこ部長と、数人の見知らぬ女子が、二人と話をしていた。
 俺はその様子を、二メートルとちょっと離れた位置で立ち止まったまま、十五秒間ほど眺めた。

 十五秒経って、最初に俺に気付いたのはシィタ派だった。

「おかえりー」

 と彼は笑った。俺は気持ちの置き場所を見失ってしまった。
 たぶん俺自身のせいだ。



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