過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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331:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 19:09:50.19 ID:H7FQDfEZo

「……枝野?」

「うん」

「……文芸部の?」 

「うん」

「……きみが?」

「わたし、名札、つけてるんだけど」

「……」

 たしかに、枝野と書いてあった。

「ていうか、わたしたち、中学一緒だから」

「……そう、だっけ?」

「ついでに言うと、わたし、中学のとき、一回あんたに告白したことあるから」

「……あ、え?」

「……やっぱり、覚えてないんだ」

 押し殺すような声で呟いていた。彼女の顔はあっという間に真っ赤に染まった。
 それを隠すみたいに背を向けると、「ばか! 死ね!」とだけ怒鳴って、見たこともないような速さでり去っていく。

 残された俺は途方に暮れた。頭がまったく動かなかった。



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