過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/11(水) 19:09:50.19 ID:H7FQDfEZo
「……枝野?」
「うん」
「……文芸部の?」
「うん」
「……きみが?」
「わたし、名札、つけてるんだけど」
「……」
たしかに、枝野と書いてあった。
「ていうか、わたしたち、中学一緒だから」
「……そう、だっけ?」
「ついでに言うと、わたし、中学のとき、一回あんたに告白したことあるから」
「……あ、え?」
「……やっぱり、覚えてないんだ」
押し殺すような声で呟いていた。彼女の顔はあっという間に真っ赤に染まった。
それを隠すみたいに背を向けると、「ばか! 死ね!」とだけ怒鳴って、見たこともないような速さでり去っていく。
残された俺は途方に暮れた。頭がまったく動かなかった。
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