過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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335:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/12(木) 18:16:37.77 ID:k/NEo1fZo



 彼女の言葉が頭の中でぐるぐる回り続けていた。帰り道がやけに長く感じた。 
 途中でどんな道を歩いたのかすら思い出せない。とにかくずっと、さっきの出来事が頭を支配していた。

 帰路の途中で猫が唸り合っていたことだけが、なぜか印象に残っている。
 部屋に戻って俺が真っ先にしたのは中学の卒業アルバムを探すことだった。

 正直あまり見直したいものではないが、そうも言っていられない。

 見つけ出したアルバムのページを順番通りにめくり、枝野という名前を探した。
 
「……」

 すぐに見つかった。と言うより、

「同じクラス、だな。これは」

 集合写真も個別写真も俺と同じページに載っていた。
 今より少し幼い雰囲気はあるが、髪型も変わってないし、眼鏡を掛けているわけでもない。 
 そのまま、あの子だ。

 枝野。

「……告白?」



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