過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
↓
1-
覧
板
20
38
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/08/22(木) 19:19:57.67 ID:ESoSJTHeo
後輩は首を巡らせて空のあちこちを見上げはじめる。
建物が邪魔になる分、この通りから見える空は狭い。
「前から思ってたんですけど、お祭りの参加者には見えない位置で花火をあげるって、絶対おかしいと思うんですよ」
そんなふうに不平を漏らしながらも、周囲の人の視線の先を辿って、彼女も花火を見つけたようだった。
「まあ、花火を見たい人には、別の会場があるしね。ホントは別々のイベントなんだよ」
「そうなんですか?」
「うん。どうせだったら祭りに合わせて日程ずらせばいいのにな」
「……ですね」
「まあ、だからこの祭りの一日目は、割と人が少ないんだけど」
「……」
返事がなくなったから何かと思って後輩の方を見ると、すっかり花火に夢中になっているようだった。
喜んでいるふうでもなく、ただ食い入るように見つめている。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
642Res/457.09 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1377165370/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice