過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/15(日) 19:29:11.55 ID:4zbhAxRHo
気恥ずかしい気持ちを怒りでごまかす。従妹はこほんと咳払いをした。
「……いや、寝てるところを傍でじろじろ眺めてる人がいたら、目を開けるタイミングに迷うというか、ね?」
……俺が悪いらしい。
「そっか、おにいちゃんは寂しいか。わたしが帰るの」
にやにやしている。こういうところは叔母にそっくりだ。
心底楽しそうな顔で笑う。
「何の話だろうか」
俺は必死に真剣な表情を作ってそう訊ねた。
「寂しいってさっき言ってたでしょ?」
「幻聴かと思われる」
「え、そうかな?」
「もしくは夢でも見ていたのではないか」
「……いやー、そっかー。夢かー」
それでもにやにや笑いは崩さない。もう何を言ってもごまかしようがなかった。
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