過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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439:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 18:42:12.50 ID:TSSmLI+Wo



 土曜日だった。考えてみれば自然なことだ。金曜の次は土曜だと決まってる。

 そして土曜と言えば、従妹が帰ると言っていた日だ。
 そう考えてみれば、昨日そのような会話を誰かとしたような気がする。

 さて、と俺は思った。何をすればいいだろう? 何も思いつかない。
 いつもそうだ。手持無沙汰で居場所がない。でも、そんなことを今考えたところでどうしようもない。

 俺はしばらくぼんやりと考え込んでいた。
 ふと、さっきまで見ていた夢のことを思い出す。その内容が妙に気にかかった。
 とはいえ、もちろん内容自体は覚えていない。なんとなく気がかりな夢だった気がしたのだ。

 結局俺は二時間あまり自室のベッドで寝転がりながら、その夢の内容を思い出そうとしていた。

 もちろん、夢の内容が思い出せたりはしなかった。
 六時を過ぎると父や妹も起床し、家の中に物音が起こり始める。
 
 いつも通りの土曜の朝だ。



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