過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
↓
1-
覧
板
20
502
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/09/24(火) 19:06:19.51 ID:1PtdhOx8o
部長はしばらく俺の言葉を反芻するように黙り込み、何かを考えているようだった。
その仕草は小動物的で、やっぱりどこか愛らしかった。
そして不意に、悪戯っぽい微笑をたたえて、
「よくわからないけど、でも、けっこう、具体的に思いついてるんだね?」
そんなことを言った。
「……え?」
「絶対にやらないと決めていることがあるなら、展開は消去法で決めていくしかないでしょう?」
そういえば、この人は年上だったな、と。
俺は漠然と、そんなことを考えながら、その言葉を聞いた。
「それじゃ、がんばって」
そう言うと、部長は俺に背を向けて、後輩や編入生が座っている方へと歩いて行った。
カチカチというノックの音は遠ざかった。でも、それはべつに途切れたわけじゃなかった。たしかにこの部屋の中で続いていた。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
642Res/457.09 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1377165370/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice