過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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530:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/28(土) 14:03:59.24 ID:KVRRLmPoo

「……ごめん。嘘かも」

 彼女はそう言って肩をすくめた。俺はその言葉をうまく理解できなかった。

「どれが?」

 その質問には答えずに、枝野は勝手に話を続ける。

「ホントのこと言うと、さっき部室の前に居たんだよ、わたし」
 
「立ち聞き?」

「人聞き悪いな。聞こえてきたの」

「部室に何か用事?」

「……部員が部室に顔を出すのに、理由が必要?」

「それが幽霊部員ならね」

 俺の言葉に、彼女は不服そうに口を歪めた。

「今日はいつもより口が回るね?」

 そうかもしれない。いつもなら考えてから言葉にするから。でも今は……。




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