過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/09/30(月) 20:18:55.64 ID:k2Irhjhjo
「どっか寄っていかねえ?」
ビィ派がそんなことを言うので、俺たちは二人で商店街まで歩いていくことにした。
大通りには美味いものを安価で売る店がたくさんあって、だからうちの学生は帰りに商店街に寄っていくことが多い。
今日は寒いからタイヤキな、と目的地を勝手に決めてしまうと、ビィ派はさっさと歩き出した。
「最近急に冷えるようになったよな」
とか言いながら、彼は買ったタイヤキをかじりながら歩く。
「夕飯食べられなくなるぞ」
と俺が常識人みたいなことを言うと、
「いいんだよ。うち夕飯ないから」
などとよく分からないことを言う。冗談を言っているようにも見えないので、本当のことなのかもしれない。
それでこっちがちょっと神妙な気分になっていると、今度は思いついたような顔で、
「バッティングセンター行こうぜ」
なんて言い出す。満面の笑み。
「なんで?」
「俺が打つから」
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