過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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549:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/30(月) 20:18:55.64 ID:k2Irhjhjo

「どっか寄っていかねえ?」

 ビィ派がそんなことを言うので、俺たちは二人で商店街まで歩いていくことにした。
 大通りには美味いものを安価で売る店がたくさんあって、だからうちの学生は帰りに商店街に寄っていくことが多い。
 今日は寒いからタイヤキな、と目的地を勝手に決めてしまうと、ビィ派はさっさと歩き出した。

「最近急に冷えるようになったよな」

 とか言いながら、彼は買ったタイヤキをかじりながら歩く。

「夕飯食べられなくなるぞ」

 と俺が常識人みたいなことを言うと、

「いいんだよ。うち夕飯ないから」

 などとよく分からないことを言う。冗談を言っているようにも見えないので、本当のことなのかもしれない。
 それでこっちがちょっと神妙な気分になっていると、今度は思いついたような顔で、

「バッティングセンター行こうぜ」

 なんて言い出す。満面の笑み。

「なんで?」

「俺が打つから」




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