過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/10/02(水) 18:45:34.34 ID:OhIxdLvyo
「余計なことは考えないでいいから、とにかくわたしの言う通りにしなさい」
叔母の声音は真剣なものに変わっていた。
「あんたはたぶん、ひとりで居ることに慣れ過ぎたんだよ」
「……どういう意味?」
「そういうのは、分からない人には一生分からないけど、でも、分かる人には分かってしまうものなんだ。
だからわたしにはそれが、まあ、そこそこ……理解できる。分かっちゃうんだよ」
だから、と叔母は言う。
「だから、もし自分が"そこ"にもう一度落ちてしまいそうだと気付いたら、絶対に誰かと話をすること。
話して、"そこ"を矮小化させること。言っていること、分かる?」
「まあ、分かるよ」
「もちろんこれは命令じゃなくて……もし"そこ"がもう嫌だと思ったら、の話」
「……うん。分かってる。ありがとう」
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