過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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576:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 18:45:34.34 ID:OhIxdLvyo

「余計なことは考えないでいいから、とにかくわたしの言う通りにしなさい」

 叔母の声音は真剣なものに変わっていた。

「あんたはたぶん、ひとりで居ることに慣れ過ぎたんだよ」

「……どういう意味?」

「そういうのは、分からない人には一生分からないけど、でも、分かる人には分かってしまうものなんだ。
 だからわたしにはそれが、まあ、そこそこ……理解できる。分かっちゃうんだよ」

 だから、と叔母は言う。

「だから、もし自分が"そこ"にもう一度落ちてしまいそうだと気付いたら、絶対に誰かと話をすること。
 話して、"そこ"を矮小化させること。言っていること、分かる?」

「まあ、分かるよ」

「もちろんこれは命令じゃなくて……もし"そこ"がもう嫌だと思ったら、の話」

「……うん。分かってる。ありがとう」




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