過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/25(日) 16:27:25.51 ID:xe0Bkj3eo

「窓、閉めていいですか?」

 肌寒さに堪えかねて、俺は全員にそう訊ねた。特に異論のある人はいないらしい。
 窓辺に立つと、また少しの間咳が止まらなくなった。本格的にひどくなってきた。

「大丈夫?」

 と部長が訊いてきた。 
 段々ひどくなってきたし、これ以上は迷惑になるだろうと思い、帰ることにした。

「きついみたいなんで、帰ります」

「お大事に」

 と部長は笑った。

 俺は荷物をまとめながらシィタ派に話しかけた。

「今朝はごめんな」
 
「いいよ。それより、気をつけて帰れよ」

 うん、と頷く。でも俺は本気で謝っていなかった。
 そういうところが自分でも嫌になる。特に最近は。



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