過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/25(日) 16:32:30.99 ID:xe0Bkj3eo

 そうした文章を書くときに俺が目指したのは、ただ「前に書いたよりもマシなものを」ということだけだ。
 何がどうなっていれば「前のものよりマシ」だと言えるのか、それは自分でもよく分からなかった。

 苦痛な作業だった。得るものは何もないし、書けば書くほど自信を失っていく。

 俺は文章を書いていていい思いをしたことは一度もない。
 にも関わらず、なぜそんなことを続けてきたのか、自分でもよく分からない。

 たぶんそれ以外にできることがなさそうだったからだろう。
 そして冷静に振り返ってみれば、それすらもできていないのだ。
 
 どんなことでも継続して続ければ、少なくとも人並み程度の能力は得ることができる、というのが俺の考えだった。
 能力を得た先に何があるのかということに関しては、あまり考えないようにしていた。

 けれど高一の秋頃から、その考えが本当に正しいのか、よく分からなくなってしまった。



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