過去ログ - リヴァイ、エレン 「その先にあるもの」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/22(木) 23:06:32.03 ID:qaDYtG7q0

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エルヴィン団長の作戦とリヴァイ兵長により、ライナー達に連れ去られる寸前だったオレは無事救出された。
渦巻くような殺気を全身に纏わせ、鬼神のように戦うリヴァイ兵長の姿をオレは忘れることはないだろう。
巨人を翻弄するその姿は、オレの理想、目標、在りたい姿そのものだったから。

初めから勝負はついていたように思えた。奴らは逃走し、ユミルとクリスタは彼女たちの意思で
彼らと行動を共にしている。
近隣の捜索はなされたが足取りはいまだにつかめていない。

オレが拘束される前、壁の中に突如あらわれた巨人。
それが示唆するものは、人としての固定観念が根本から揺らぐような恐ろしい現実だった。
にもかかわらず、秘密を、真実を知っているはずの人間はかたくなに口を噤み、
オレたちは未だ巨人についてほぼ無知と言っても過言ではないのだ。
もはや人類は追い詰められ、一刻の猶予も残されていなかった。

追い詰められていると感じているのは調査兵団のみならず、憲兵団も同じだったらしい。
巨人についての知識を少しでも多く得ようと、オレの身柄引き渡しを連日申し入れているようだ。

憲兵団に引き渡されれば、オレは間違いなく「人類に貢献するための情報提供」という名目の元、
拷問に等しい解剖の果てに死ぬことになるだろう。

どちらの問題をも解決する糸口を見出そうとして、エルヴィン団長が選んだのは、
オレの生家の地下室にあるらしい巨人の情報を入手することだった。



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