過去ログ - モバP「夢十夜」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/23(金) 02:02:13.46 ID:0Mj0GtvNo

P「……なぁ肇。夢から脱出する方法ってあるか?」

肇「いえ、自分から脱出はおそらく出来ないはずです。
  あ、もう一つ光が。あそこにいる男性は……?」

P「……泰葉は俺が他の事務所から引き抜いてきたってのは知ってるな」

肇「はい。詳しい話は知りませんが」

P「あの男はその事務所の泰葉のプロデューサーだ」

肇「あの人が、ですか」

泰葉「またこの夢」

「泰葉。何してるんだ。早く仕事をしろ」

泰葉「もうあなたは他人です」

「何言ってんだ、泰葉。俺はお前のプロデューサーだろ」

泰葉「違います。今は……あの人がいるから」

パッ

夢P「おい、見ろよ泰葉! 俺ブリッジしながら移動出来るんだぜ!」

P「」

肇「なにあれ気持ち悪い」

「お前は俺の言う通りに仕事をすればいい。それだけで最高のアイドルになれるんだ」

泰葉「あなたの言っていることは正しいかもしれない。
   でも今はもうあなたのやり方に賛同は出来ません」

「やり方は問題ではない。結果が重要なんだ。俺の言う通りにすれば売れる。
 そのためにまぁ少しばっかしの生贄が必要なだけだ」

泰葉「そうやって何人の子が志半ばで事務所を去りましたか」

「二束三文のアイドルなんていらないんだよ。今のご時世アイドル志望のヤツは
 腐るほどいる。だがなその中で胸を張ってアイドルだと言えるようになるのは
 ほんの僅かなやつだけだ。才能のないヤツらに使う経費も時間もない」

泰葉「なら最初から切り捨てればいいんです。中途半端な夢を与えなければ……」


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