過去ログ - モバP「夢十夜」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/23(金) 02:04:12.81 ID:0Mj0GtvNo
「だがなそんなヤツらでも役には立つ。素晴しいアイドルのための踏み台という
 役目だ。自分でわかっているだろう。お前の足元に何人の元アイドル志望の娘
 の夢の残骸があるか」

泰葉「……」

「他者の夢はお前に自信を与えた。お前は目を見張る勢いで成長した。
 あのまま俺の言う事だけを聞いていれば……シンデレラガールになれた」

泰葉「かもしれませんね」

「なのにお前はわざわざ遠回り。
 いや、もしかしたら頂点に辿りつけない道を選んだ。なぜだ。」

泰葉「……私は昔、一人のアイドルに会いました。
   まだ新米だった彼女の演技は私から見ても稚拙でした。
   でもあの時の彼女は輝いてみえた。演技力なら遥かに私のほうが高い
   はずなのに私には彼女の演技のほうが素晴しく見えた。
   それは彼女が楽しみながら努力をしていたからなんです。
   ただ言われた通りにやるだけの私にはない輝き。私はあれに惹かれました。
   それが理由です」

「じゃあなんだ。お前はそんな目にも見えない数字にもでないものを夢見るために
 俺から逃げたのか」

泰葉「私はアイドル。誰かに夢を見せる存在。でも私だって夢ぐらいみたい。
   私は私自身の夢を叶えるためにあなたの人形をやめただけです。
   さようなら。私の呪縛。あなたは私の描く夢の中にはいません。
   もう二度と……現れないで」

「……」スゥ

泰葉「私の夢の隣にいるのは……」

夢P「お、なんだ。泰葉もブリッジするか?」

泰葉「上に乗ってもいいですか?」

夢P「無理かな」

肇「……今宵はここまでです……」


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