46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/23(金) 02:32:23.66 ID:0Mj0GtvNo
肇「到着……あれ」
P「なんだと」
ちひろ「おや。誰かが入ってきたと思ったらPさんと肇ちゃんじゃないですか」
P「こんなの美しい世界なのにちひろさんの夢だなんて」
ちひろ「待ってください。なんですかその引っかかる物言いは。
そもそもなぜあなたたちがここに?」
肇「かくかくしかじか」
ちひろ「なるほど。夢渡りですか。そして解除が出来ないと」
P「助けてちひえもん」
ちひろ「仕方ないなぁP太くんはぁ。って機械とか出しませんので。
解除は出来ますけど」
肇「本当ですか?」
ちひろ「ええ。その代わり肇さんはもう夢渡りが二度と出来なくなります。
あと今までPさんとの夢渡りをした記憶も消しておきましょう」
P「ちひろさんってなんでそんなこと出来るの?」
ちひろ「ふふふ。なんででしょうね。私の夢だからかもしれませんね」
肇「ここが他の夢とは違うのも秘密ですか?」
ちひろ「夢というのは人にとって最も身近な異界です。
ここもまた一つの現実。荘子からすれば人も蝶も現実のお話。
しかしそれに気付く人はほとんどいません。私が現実として
この世界を認識しているから肇ちゃんたちも現実として感じ
ているのかもしれませんね」
P「ということは俺も明日から夢を現実だと思えるのか?」
ちひろ「それはないでしょう。だって今から記憶がなくなるのですから」
肇「あれ、なんだか眠い……」
ちひろ「それにですね。夢とは見るものでも覗くものでもないですよ」
P「俺も……眠い……」
ちひろ「そう、夢は……」
チュンチュン
P「ん〜〜〜〜〜。いい朝だ!」
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