過去ログ - 未央「誰か私を、助けて」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/23(金) 13:54:59.35 ID:Q4x/Xu4O0
【事務所】


事務所の扉の前までやってきた。
軽快に開けて入ると、そこには久しぶりに見る仲間の姿があった。

いや、実際に会うのは久しぶりなだけで、テレビとかじゃたまに見かけたりはしてたけど。

卯月「あっ、未央ちゃん、久しぶりだね!」

凛「久しぶり、未央」

二人が気づいてこっちに声をかけてきた。
とても嬉しそうな声だ。

未央「……うん! しまむー、しぶりん、ひっさしぶりー!」

でも私は、素直に喜べず、愛想笑顔をするしかなかった。


このままだと笑顔が偽物だとバレる。


そう思った私はバレないように、私は質問をしてごまかすことにした。

未央「そういえばこんなところで、どうしたの? 」

こんなところというのもおかしいが、二人は基本的にはテレビやラジオの収録なんかで事務所にはいないはずだ。
だから実際に、約1ヶ月ぐらい会えなかったわけだし。

卯月「うん、ちょっとここでミーティングをしてて」

凛「デレラジの内容について、ちょっともっとここはこうしたほうがいい、って話をしてたの」

卯月「いつも同じ内容だと視聴者が飽きるから、そうならないようにね」

デレラジ、しまむーとしぶりん、そしてみかねえがパーソナリティとして進行していくラジオ番組だ。
当然そこに、私の名前はない。

未央「……そ、そーなんだ! うんうん、二人とも真面目だねー」

なぜか私は少し言葉に詰まりながらも、なんとか言葉を返した

卯月「えへへ、真面目だなんてそんな……」

凛「いや、卯月は真面目、だと思うよ」

卯月「凛ちゃんまで……凛ちゃんのほうが真面目だよ?」

凛「でも卯月のほうがこの前……」

そうして二人の褒め合い合戦のようなものが始まった。
よかった、私の少しだけ不自然な対応には気づかなかったようだ。


……うん、二人の邪魔をこれ以上悪いし、まずいことになる前にそろそろ確認をして帰ろう。

そう思って動こうとした瞬間、今度は向こうのほうから質問がきた。

凛「未央のほうは、どう?」


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