過去ログ - モバP「そこはとってもきれいな海で」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/08/23(金) 04:20:39.92 ID:PzEDQvKyo

その後、再び俺達は店内に戻ってきていた
ちひろさんには少し帰るのが遅れると電話を入れておいたので
時間の方は少し余裕もできて大丈夫だろう

辺りでは、どれにもバーゲンセールの札が貼られた水着が並んでいる
少し女性客も居るが、閑散としている水着売り場だ
8月の末日に水着を買う人などほとんどいないのだろう
俺は一人、試着室の近くでその数少ない買い物客を待っていた

「……えっと、着てみたけど……どうかな?」

スッと、ためらいがちに試着室のカーテンが開かれて
中から恥ずかしそうに白と赤のストライプのビキニを着た美世が出てきた
自分で進めておきながら、美世の水着姿にまたドキリとさせられる

「あたし、こういうのあんまりわかんないから……」

「え、えっと……」

「Pさんから見てどうなのかな……?」

「あ、あぁ……良く似合ってるよ」

「ホントに? ふふっ、それなら嬉しいな……」

頬を上気させてはにかむ彼女の姿は、とても綺麗で
俺はすっかりと魅せられてしまい、曖昧な返事しか返せなかった

そう、俺はさっきの帰る間際に美世を海に誘ったのだ
熱い真夏の日差しを見ていると、海をイメージしてしまい
気がつけば彼女に一緒に行こうと声をかけていた

美世も最初はびっくりしていたが
少し考えた後に「うん」と頷いてくれた
そして、俺達は水着を選びにここに来たわけだ



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