過去ログ - モバP「そこはとってもきれいな海で」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/08/23(金) 04:12:44.86 ID:PzEDQvKyo

「これは出るのは苦労しそうだな……」

クーラーの効いた店内は予想以上に快適だった。いや、快適すぎた
身体の汗は一瞬で引いて行き、少し火照った身体もクールダウンしている
買い物をする前にベンチに座って缶コーヒーを飲んでいるだけで
まるで天国にいるような心地よさが俺の身体を包んでいた

「さて、何が喜ぶだろうな」

余り着たことのない場所なので、店内案内を片手にお土産を探す
人形とか喜ぶかな……でも、どんな人形が良いか……猫か?
それなら、俺がわざわざ買わなくてもいっぱい持っていたはずだ

しかし、いざこうやってプレゼントを考えると難しいものだ
普段から一緒にいるはずなのに、俺は雪美の事をまだまだ知らない
多分何をあげても喜んでくれるのは予想は付く

もちろんその反応は本心であるだろうが
それでも、俺は彼女の驚く姿が見たかったのかも知れない
あのクリクリした瞳が、嬉しそうに目を細めるが好きだったからだ

「ははっ、これじゃ親にでもなった気分だな」

子を持つ親の気持ちと言うのはこんな感じなんだろうか
何とも言えない気恥かしさを感じてしまい、慌てて頭を振る
俺が喜んでいてどうするんだ、今はお土産を選んでいるのに……



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