過去ログ - 日下部若葉「若葉おねえさんにお任せなの」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/23(金) 17:59:16.88 ID:ndA5RcIE0

「え……もしかして……――くん!?」

 私、日下部若葉は驚いている。そりゃあもう、驚いている。
 
「……俺も驚きです。お久しぶりです……若葉姉さん……いや、若葉さん」

 アイドルとしてスカウトされ、担当プロデューサーとの顔合わせ。
 そこに出てきたのは……かつての幼馴染だったのだから。

「えーと、私が中学進学の時に引っ越したから……もう8年も前。見違えたわ〜……最初は気付かなかったもの」

「俺は、資料に目を通した時にすぐに気付きました……まさか、こんな形で再会するとは思いませんでしたが……」

「……それって、私がちっちゃいままっていう事ですか……」

「いや!? そんなことは……」 


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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/23(金) 18:02:21.23 ID:ndA5RcIE0

 そうなのだ、私は小さい。
 身長は148センチ。スリーサイズも……少なくともボン、キュ、ボンとは程遠い。
 未だに、中学生に間違われることもある……うう、ちっちゃくないもん!

以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/23(金) 18:04:29.81 ID:ndA5RcIE0

 彼との面接? というかレクチャーは手慣れたものだった。仕事慣れしているのが良くわかる。
 そこで気付いた……彼は、私より1つ年下……今、19歳だったハズ。

「……まあ、こんなところですかね。他に何か質問は?」 
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/23(金) 18:19:09.95 ID:ndA5RcIE0

「まあ、プロデューサーとしては新人ですが……経験がまったくのゼロと言うことはありません。必ず、若葉さんをトップアイドルに導いて見せます」

 おお……穏やかスマイルから繰り出される強い言葉。
 昔の面影が見当たらない……それが、なんだか悔しく感じて。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/23(金) 18:22:29.08 ID:ndA5RcIE0

 そして、レッスン漬けの日々が始まった……これがもう、想像以上にきつい!
 歌いながら、踊る……それがこんなにも辛いものだとは……。

 幸い体力には自信がある方で、なんとか少しは通用したけれど……コツを掴めるまでは苦労しかなかった。
以下略



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