過去ログ - 日下部若葉「若葉おねえさんにお任せなの」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/24(土) 01:20:45.11 ID:jwS6se1E0

「プロデューサー、仁奈をモフモフするですよ」 

「ね〜プロデューサー、こっち来てお話ししようよ〜」

「ごめん、今仕事中だし、もうちょっと待っててね」

 2人はすぐに彼に懐いた。
 元々人懐っこい娘だったのもあるだろうし、彼の温和な雰囲気がそうさせた、その両方だろう。

 ……そういえば、みりあちゃんは最初敬語で話してたけど、割りとすぐに、そうでなくなってしまったな。
 そこで不意に気になる事が。確か彼、私に話しかける時に……。

「……そういえば、私には敬語ですよね?」

「ええ、若葉さんは年上ですし……仕事の上なら、その方がいいと思って……」

 ……目上のものに敬意を払う……って事か。
 これはちゃんと大人扱いしてくれてると見ていいんだろうな。
 でも、私は嬉しい反面……なんだか距離を感じていたのも事実。

「……別に敬語を使わないでもいいんですよ? 私としては」

「そう……ですか?」

「ええ! 若葉おねえさんは心が広いですから! なんなら、昔みたいに若葉姉さんって呼んでくれてもいいんですよ?」

「それは流石に……でも、そうですね、じゃない、そうだね……。じゃあ、お言葉に甘えて、敬語はやめにするよ」

「えへへ……そ、そうだ! みりあちゃんと仁奈ちゃんの相手、してきますね! 新しいジグソーパズル買ってきたんですよ〜」

「そうか……じゃあお願いするよ、若葉さん」

 そういって、仁奈ちゃんとみりあちゃんの元へ……誤魔化す様に、彼から離れて行く。

 お姉さんぶって、あんなことを言ってみたけど……なんだか、同時に気恥ずかしさが湧きあがってきて。
 とっさに彼の元から離脱した……うーん……これって……もしかして……?



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