過去ログ - 日下部若葉「若葉おねえさんにお任せなの」
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36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/25(日) 14:49:53.25 ID:HxAfDMMz0

「も〜、海っちノリ悪い! このオーディションを受けることも、かなり渋ってたし」

「うう……で、でもさ……やっぱガサツな私には、あんなヒラヒラな服は、ちょっと……」

「あらあら、海ちゃんったら……大丈夫、きっと似合うわよ〜」

「そうだじぇ! 結局のところ、プロデューサーに乗せられてここまできちゃってるんだから!」

「わー! わー! 由里子、い、いわんでよー! もー!」

 相変わらずな2人だ……だけど、こうやって談笑出来た事で、お互いに緊張がいい具合にほぐれた気がする。
 だけど……海ちゃんの方はまだそわそわして、落ち着きがないみたい。

「大丈夫ですよ〜海ちゃん。このオーディション、レッスンだけじゃなくレポートも沢山書かなくちゃいけなくて大変なのに、それをやり遂げてきたんですから」

「え? 確かにレポートはあったけど……そこまで大変だったかな?」

「海っち、アタシらは当たり役だろうからって、脇役オーディションにまわされたけど、若葉っちは主役枠狙い……レポートの量がそもそも違うやん。ほら、桃華っちに渡されてた資料とか、凄い量だったでしょ」

「あー、そう言えば……」

「桃華……そうか、櫻井桃華ちゃん……お二人と同じ事務所でしたね、そういえば……」

 実際にまだ会ったことはないが……今、大躍進中のお嬢様アイドルとして注目されているのは知っている。
 由里子ちゃんの話からすると、彼女も主役枠狙い……そうか、彼女がライバルになるのか。

「桃華はウチの期待のホープ……若葉っちには悪いけど、うちの事務所全員が役どころいただくじぇ!」

「わ、私だって、負けません〜」

「……おっと、脇役オーディションと主役オーディションでは、面接の場は違うんだった。由里子、私達はこっちだよ!」

「わかったじぇ、海っち! それじゃ、ここで若葉っちとはしばしのお別れ……。まあ、さっきはあんなこと言ったけど……お互い頑張ろうじぇ!」

「は〜い! お二人もね〜!」



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