過去ログ - 日下部若葉「若葉おねえさんにお任せなの」
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57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/25(日) 22:29:50.07 ID:HxAfDMMz0

 なんとか、妹が帰ってこないことを若葉姉さんに説明すると、彼女は俺を連れて自身が通っている塾に戻った。
 彼女を担当している講師が病欠らしく、家にそのまま引き返そうとした所に、俺と出くわしたらしい。

 冬の夜の中走りまわって、すっかり凍えていた俺に代わって、若葉姉さんが事情を説明してくれた。
 すぐに警察に連絡がいき……どうやら、迷子として既に保護されていることがわかった。

 なんでも、財布を無くしてしまいどうにか見つけようとして、あちこち探し回っている内に迷子になっていたらしい。
 
 妹が見つかった……その安堵で、どうにか止まっていた涙がまたあふれてきた。
 そんな俺の側に寄り添って、若葉姉さんは優しく頭を撫でてくれた。 

「冷えたでしょう。温かいコーンポタージュです。どうぞ、飲んでください。温まりますよ。ええと……日下部さんも、よろしければ」

 凍えていた俺を見かねたのか、電話をかけてくれた講師の人が、缶のコーンポタージュを持ってきてくれた。



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