過去ログ - 勇者「な、なんだこのパーティーは」
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54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/27(火) 23:57:45.16 ID:YT5pRD3Y0
拳法家「博士! 勇者は?」
博士「私が宿屋についた時にはもう出て行っていたよ」
拳法家「な、何故」
博士「自分の弱さを憂いたんじゃない? 十中八九彼の転生は嘘。彼は本当にレベル2、3あたり」
拳法家「ならば何故彼は魔王討伐に行こうと思ったのだ」
博士「これが原因だと思うよ」つゲーム機
拳法家「ゲーム?」
博士「そのゲームは勇者となり魔王を倒すというゲームだよ。ただ、現実と違うのは敵のレベルが少しずつ上がっていくということ。あと自分と仲間のレベルも敵を倒した分だけ上がっていく」
拳法家「これが現実でも通用すると思っていたということか」
博士「そうだろうね。吸血鬼にボコボコにされて仲間に助けたれて情けなくて仕方がないんだと思う」
拳法家「外の世界を知らぬが故に……か」
博士「この世界はゲームみたいに甘くないからね。敵の強さだって分からない、ヒントもなにもない。何より死んだら生き返れない」
拳法家「うむ、修羅場をくぐりぬけ強くなるもののみが魔王討伐の任につける。レベルが高い猛者もモンスターの攻撃で死ぬこともある」
博士「勇者にとってここが正念場だ。ここを乗り越えれないんじゃ魔王討伐なんて無理だよ」
拳法家「今は勇者を信じてここで待とう」
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