過去ログ - 食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」 その3
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123:乾杯 ◆ziwzYr641k[sage]
2013/08/27(火) 22:33:20.96 ID:GvW4ts2L0
「……防音設備に助けられたな。危なかったぜ、外の音が聞こえてたら挟まれ――」

「しっ、静かに!」

神裂が口に指を立て、上条が黙ってうなずいた。
扉の左右両側に分かれ、二人をここまで追い立ててきた猟犬たちを待ち伏せする。
部屋に入ってくるのは高望みだとしても、距離が縮まれば七閃の射程範囲に入る。

だが、その期待はあっさりと裏切られた。

「……追って来ないな」

「……もしかしたら、増援が来るまで我々をここで釘付けにするつもりかもしれませんね」

「だとすると、ずいぶん慎重に立ち回ってんだな」

「外の戦況が大分劣勢なのではないでしょうか。それが通信機器で周知されているとすれば」

なるほど、と上条も同意を示した。
主戦力となっているだろう御坂美琴の能力は応用力に富んでいるし
電撃使いの能力自体、敵の主要武器である電子機器や重火器とすこぶる相性がよい。
フル装備の熟練警備員に加え、空間移動能力者まで合わさるとなると
並の軍隊では歯が立たないだろう。

とどのつまり、施設内部の侵入者に対してもそれくらいの実力を期待されてしまっているのだろう。


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