過去ログ - 食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」 その3
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126:乾杯 ◆ziwzYr641k[sage]
2013/08/27(火) 22:46:42.32 ID:GvW4ts2L0
――電子制御室


外に展開している部隊からの目も当てられない通信内容に、白衣の男が舌打ちする。
超電磁砲と思しき少女のトリッキーなピンポイント攻撃。
彼女を陰でバックアップする空間移動能力者。
二人と連携を取る警備員一人ひとりの錬度。

早口かつ声を荒らげて報告しているところから察するに
報告以上にまずい状況に追い込まれているようだ。
そのやり取りを聞いている研究者の多くが厳しい表情を浮かべ、はたまた不安げに視線を彷徨わせている。

「浮翌遊させた大量の傘に通電させ、電流を広域に拡散させてきます! とても避けられるような密度ではありません!」

「今車両部隊を向かわせてっから。てめえらもプロならもうちょい踏ん張ってみせろよぉ」

「た、頼むから早くしてください! 気流のせいか傘の動きが不規則で、避けるのもままなら――」ブツッ

「……ありゃりゃ」


「お、おい! どうしたんだ! 応答が途絶えたぞッ!」

「……外でいったい何が起こってるんだ?」

外の映像やマイクは敵の電子的制御によるものか、ほとんどが沈黙している。
目や耳を奪われれば普段鈍感な連中もさすがに慌て出すらしい。

ただ一人を除いて。


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