過去ログ - 食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」 その3
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130:乾杯 ◆ziwzYr641k[sage saga]
2013/08/27(火) 23:05:17.69 ID:GvW4ts2L0
>>129 訂正


「第一に、この状況では真偽を確かめようがない。敵にあの小娘を与えて殺すか殺さないか観察するわけにもいかんだろうしね?」

「は、はぁ、確かに」

「洗脳終了までもう秒読みの段階だ。余計な邪魔が入っては堪らん。取り急ぎ娘をFブロック――いや」

言いかけて、木原が思い直したように斜め上へ視線を向けた。

「やはり、測定設備のあるBブロックに移してもらおうか」

「……Bブロックですか? 構いませんが」

エリアセキュリティで言えばFは最高ランク、Bはそれより一つ下。
不思議そうに首を捻るスタッフの肩を、木原がぽんと軽く叩いた。

「何、面白い余興を思いついたまでだよ。お披露目するのはもう少し先の事になると思っていたがね」

モニターを見上げながら、木原が腰の後ろで手を組んだ。

「ここは、命知らずの侵入者たちに敬意を払おうではないか」

多角カメラに映る侵入者たちを前にして、木原の細い目が妖しく光った。



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