過去ログ - 食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」 その3
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16:乾杯 ◆ziwzYr641k[sage saga]
2013/08/23(金) 23:35:57.21 ID:MOu4w3xu0
そんな御坂を助けることができたのは
ひとえに一方通行という絶対的な存在に対して効果的な能力を有していただけ。
油断の消えた彼と再戦すればほぼ100%負けるだろう。

唯一無二の特例を排除してしまえば、美琴と上条の立ち位置は
学園都市の頂点に君臨するレベル5と、無効化能力を持つだけの一般人。
黒子にしても一年で風紀委員になったほどの実力者だし
まともにやりあったところで勝ち目は薄いだろう。

「確かに、俺如きが心配すんのがおこがましいって言われても言い返せねえ。――けどよ」

上条が歩みを止めずに続ける。

「御坂は俺より二つも年下の女の子で、白井に至っては去年まで小学生だったんだぞ?」

言いながらにして、にわかに嫉妬にも似た感情が芽生えたが、上条はそれを一笑に伏した。
たとえようのない劣等感に悩まされるのは今に始まったことではない。
心配することで彼女たちを低く見ようとしていたのなら問題だが、それも違う。

ただ、上条刀夜が親として子供である自分を守ろうとしたように。
上条当麻は男として、女の子を出来る限り危険から遠ざけたいと思っている。

それは胸の奥から来るもので、変えようのないことで。
そして、その対象は今話している相手も例外ではなかった。


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