過去ログ - 食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」 その3
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乾杯
◆ziwzYr641k
[sage saga]
2013/09/03(火) 07:46:05.64 ID:dpPWLj7X0
「――お姉様!」
「わかってる!」
黒子が差し出した手の上に美琴が素早く手を重ねた。
手と手が触れ合うや否や、黒子が能力を発動。
瞬く間に上空に到達した二人の髪を、上昇気流が押し上げる。
「――見えた! あれですの!」
黒子の指先で動いている物を視認し、美琴の眉間にしわが寄る。
眼下にいるのは長大な砲台を備え付けた巨大な車両と、それに付き従う二台のジープ。
「やっぱり戦車! あんなものまで用意してるなんて!」
地上で微かに聞こえてきたのはキャタピラの駆動音だ。
普段馴染みはなかったが、戦争ドキュメンタリーや映画などで何度か聞き覚えがあった。
装甲する車両の近くでは、操車場の一部が上向きに盛り上がっていた。どうやら隠し車庫になっていたようだ。
空からでも、筒型の砲口がぐるりと回転し、適当な標的を探している様子がはっきりと見える。
あんなもので撃たれたらどうなるか、想像するまでもなかった。
「あ、ちょっ、お姉様!?」
「大丈夫、すぐに止めてみせるわ!」
戦車のほぼ真上に達するや否や、美琴が黒子の手を放し、宙に踊り出した。
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