過去ログ - 食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」 その3
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352:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/27(金) 00:59:54.60 ID:wmsLYaSN0
――Cブロック:多目的ホール


「これで、あらかた片付いたかァ?」

少女が黒い長髪を鬱陶しそうにかき分けながら、阿鼻叫喚の地獄と化したホール内をざっと見回す。
満足に動ける者はどこにもいない。
息絶えている者と重傷者が半々で、軽傷者は0。
十二分に役割を果たしたと言えるだろう。

倒れている者たちの中には衣を纏った魔術師と思しき男も数人混じっていた。
最初の一斉射で頭や胸を穿たれ、そのほとんどが実力を発揮する間もなく力尽きている。

「しっかし土御門の野郎。よくよく悪知恵が回るよなァ」

そう言いながら、少女を装った少年が、被っているウィッグの前髪を抓んだ。

白髪に色白の体。鋭すぎる目つき。
学園都市で最も有名な人物の一人、第一位の容姿を敵が知らないはずはない。

それを逆手に取るために、土御門は潜入作戦において、畏れ多くも一方通行に女装を命じた。


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