過去ログ - 食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」 その3
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355:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/27(金) 01:17:10.02 ID:wmsLYaSN0
一方通行は常時反射ではなく、常時ベクトル0にする手法を用いてこれを迎え撃った。
いかに一方通行の能力が絶対的であっても、敵に魔術師が混じっている以上正面からやり合うのはリスクがある。
それは魔術師と戦った一方通行もうなずかざるを得ない忠告だった。

結果、姿、能力ともに第一位とは別の人物を装い、短時間で敵を攻略するための戦術。
かくして、一方通行の周囲に展開されているAIM拡散力場に触れた猟犬たちは宇宙ステーションの無重力遊泳のように宙を舞った。
異変に気づいた敵が立て続けに放った無数の銃弾や属性魔術の全てが、やはり同じように空中で静止した。

「ヤツの入れ知恵ってのがまた癪だが、まっ、今回だけは目をつむってやるかねェ!」

そして、一方通行が指揮者のごとく両手を振り降ろすや否や、停滞していたものが全方位へと飛散した。
その一撃で、勝敗の帰趨は決した。
大小の銃弾や炎弾や雷撃が反射し、それらを撃った相手の方に逆戻りした。
もちろん、迂闊にも容姿に騙されて近づいてきていた猟犬たちは、総じて天井や壁や床に叩きつけられた。
能力に対抗策を立てさせる間もなく、どころか、能力の正体を悟らせることもなく全滅させたのだ。


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