過去ログ - 食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」 その3
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378:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/30(月) 23:39:21.45 ID:uDSMsl330
警備員の駆る車両たちを追い回しながら、運転席の男がメーター系に視線を落とす。
時速は80キロ強。
重量50トンの車重を引っ張るのは1500馬力を誇るディーゼルエンジンだ。
不整地ならいざ知らず、きちんと舗装された道ならこれくらいの速度は問題なく出る。

前方では警備員の車両が二台、蛇行しながら走行中だ。
どちらに狙いを定めてやろうかと砲手の男が視線を左右に動かし、そこで異変に気づいた。
敵車両の排気煙の量があまりにも多すぎるのだ。

煙幕を張ろうとしているのだと悟り、男が即座に左側の車両に狙いをつけ、主砲を発射した。
砲火が噴煙に大穴を穿ち、遅れて轟音が轟いた。
サーモグラフィに変化がないのを見て、男が舌打ちした。
車両が炎上すれば一目でわかるような熱量が生じるはずだからだ。


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