過去ログ - 食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」 その3
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386:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/10/01(火) 00:29:58.73 ID:JywB0ZXH0
>>385 訂正

「よっ――と」

美琴が装甲車の屋根から颯爽と飛び降り、停止した敵戦車を見上げた。
砲塔はあさっての方向を向いたまま動こうともしない。
今頃戦車のコクピット内はパニックだろう。

「うん、上出来上出来」

美琴が目元の前髪を横に払いながら、戦車の横に突き出た金属片に流し目を送った。
磁性体に外部磁場をかけたとき、その磁性体が磁気的に分極して磁石となる現象を磁化と呼ぶ。
磁石にくっつけた砂鉄同士が寄り集まるあの現象だ。
その反応を利用し、美琴は戦闘で落とされた傘の骨組みを磁力で連結し、巨大な血管模型のようなオブジェを作成した。
出来上がったそれを黒子に託し、警備員の協力で戦車を誘導した上で、車体の下部に転移させる。
これこそ、美琴が考え付いた作戦の全容だった。


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