過去ログ - ザンネンな一夏「俺は織斑一夏。趣味は――――――」
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110: ◆vc6TpLHdOs[saga]
2013/08/29(木) 20:20:16.41 ID:/AzZwYCI0

――――――そして、


一夏「さて、ブツは手に入れたことだし、アリーナに向かうとするか……」

一夏「うん! 綺麗な星空…………」ウットリ

千冬「よもや、学外に無断外出していたとはな…………」

一夏「いっ、ちふ……織斑先生!?」ビクッ

千冬「今ぐらいの時間にアリーナに侵入して、秘密の特訓をしていることは知っていた」

千冬「だが、その袋の中身は何だ?」

一夏「ええと、これは…………あ」スッ

千冬「なるほど、薬局で何かを買ってきたようだが、これはいったい何だ?」

千冬「答えろ」

一夏「り、利尿剤、です……」

千冬「ついに薬物にまで手を出したか……」

一夏「や、薬物なんかじゃないですよ!」

一夏「そ、それに! 俺は昨日、シャルルとの模擬戦中にラウラに砲撃されても漏らさなかったのに、安心したら漏らしちゃったんだよ! 漏らしたことに気づいてなかった時もあったし、何だか、段々と身体の生理が崩れていっている気がして……」

千冬「(なるほど、弟のPDはマゾの他にこんな形で現れていたのか……)」

千冬「(…………私にもわからなかったわけだ)」ハア

千冬「…………利尿剤はボクシングなんかでドーピング剤として使用禁止になっている」

千冬「ISでの使用における是非は私も把握していないが、治療以外の目的で使うのは看過できん」

千冬「――――――没収だ」

一夏「そ、そんな…………」

一夏「そ、それじゃ、秘密特訓も…………」

千冬「今まではトイレの都合を考えて黙認してやったが、無断外出でこんなものを調達してきた以上、もう許すことはできない。とっとと帰って寝ろ。これは警告だ。指導でも注意でもなく、次はないものだ」

千冬「次に何かあったら、お前から『白式』を剥奪しなくてはならなくなる」

一夏「そんなのはイヤだ! 『白式』は俺と――――――」

千冬「なら、『白式』との繋がりを守るために帰るんだ」

一夏「くぅうううううううう…………!」

千冬「…………だが、あと30分もすれば5時になる」

千冬「さっさと行け」

一夏「――――――!? ありがとうございます……」

千冬「次はないぞ?」

一夏「はい!」タッタッタッタッタ

千冬「(…………私が見ていないところでは『白式』は使えないから問題はない)」

千冬「(――――――だがしかし!)」キッ

千冬「このままだと本当に一夏は……弟が……私の家族が…………」

千冬「渡しておくべきなのだろうか、利尿剤以上の“劇薬”を…………」」




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