過去ログ - ザンネンな一夏「俺は織斑一夏。趣味は――――――」
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113: ◆vc6TpLHdOs[saga]
2013/08/31(土) 09:55:43.26 ID:INcEegxh0

織斑一夏はかつて剣道の実力では、全国一となった篠ノ之箒とは小学生時代において凌駕していた。

本格的な成長を迎える前に男子が成長が早い女子に力で勝っていた時点で、相当な素養の持ち主である。

しかし誘拐事件以来、体を鍛えることは止めて、知を鍛えることに傾倒したことで、非凡な身体能力は錆びついていくことになる。

だが、知を鍛えていく過程で彼はポーカーと出会い、能面との融和を果たした。

身体能力は全体的に落ちてはいるが、ポーカーで培った勝負師としての能力、

――――――機微を見逃さない反射神経、広い視野、危機予測によって、

知能指数は極めて高く、脳波制御のISを意のままに操れる驚異的な意思伝達力を身に着けたのである。

そして、体を鍛えることを捨てたことで磨きぬかれた知の力と勝負師としての力量が融合し、

これまでの試合で代表候補生相手に善戦してこられたのである。たとえ、偶然であろうとも、それは結果として認められている。

そして、今のように己に課せられた障害を克服する方法を自力ですぐ見つけられたあたり、

織斑一夏の発想力と実行力は英才としてふさわしいものがあった。


――――――己の精根を燃料にして。


今、織斑一夏がやろうとしていることは、「自分」とは別に存在する『自分』との戦いであった。

身体が悲鳴を上げていた。理性も金切り声を上げていた。だが、泣き声を上げることは許されない。

『イケメン』を演じることが自分に課せられた使命と自負している限り…………!




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