過去ログ - ザンネンな一夏「俺は織斑一夏。趣味は――――――」
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117: ◆vc6TpLHdOs[saga]
2013/08/31(土) 10:04:23.52 ID:tM7PgGFC0

最終的な勝因は、やはり第3世代兵器への絶対の信頼を利用して突破口を開いたことにあった。

利尿剤の影響で集中しづらくなっていたのもあったが、

ラウラが『停止結界』と呼んだ『AIC』は強力ではあるが、力場を生成するために集中力を大きく割く必要がある兵装であり、

このように実用化した段階でもラウラのような屈強な戦士でなければ扱いきれない代物であった。

第3世代兵器は『ブルー・ティアーズ』に然り、『龍咆』に然り、『AIC』に然り、

いずれもイメージ・インターフェイスを用いてこれまでにない自由度と戦術性の高い内容となったが、

ISの制御そのものが脳波コントロールであることが災いして、

○と△を同時に書くような、同時に非同質な2つ以上のことを――――――

それも高級言語として理路整然とした思考を並行して確立させられない限りは、

集中力を割いてしっかり認識しないと第3世代兵器が機能してくれないし、それによってISの制御が失われる、

――――――程度に差はあるが共通の欠点があった。


単純であればあるほど物事はスムーズにいくが、複雑化していくと効率は下がる。

自由とはシンプルなようでいて、実は複雑化の究極とも言える状態でもあり、それ故にこのような欠点を生み出すのである。

――――――自由であることが逆に効率を鈍らせ、隙を作らせるわけである。


整備科出身で現在も着々と知識を深める英才であり、負けない勝負はしない勝負師ならではの、


――――――偶然をモノとした必然の一点突破であった。




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