過去ログ - ザンネンな一夏「俺は織斑一夏。趣味は――――――」
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152: ◆vc6TpLHdOs[saga]
2013/08/31(土) 11:06:00.35 ID:INcEegxh0

医師「一夏くんは非常に体裁を気にする子でね……」

医師「みんなが想像している『イケメン』であろうと必死に感情を押し殺して、『イケメン』を演じてきた難儀な子なんだ」

医師「それになまじ良識や考えが行き届くせいで、」

医師「ISが使えなくなれば、学園での自分の立場が無くなることを危惧して、」

医師「それをみんなに悟られないように、必死に努力をしていたからね…………」

医師「織斑先生も極力一夏くんが『白式』を展開する際に立ち会うようにしてたのさ」

セシリア「ぜ、全然そんなこと知りませんでしたわ……」

医師「例えば、朝4時か深夜1時頃にアリーナに侵入して、」

医師「そこで『白式』を展開する特訓をしたり、そこでの過去の戦いを振り返って感覚を忘れないようにしたり……」

シャル「え!? そ、それじゃ、あの日の朝に一夏が居なかったのって…………!?」

箒「そ、そんな!? 一夏はあの日からそんな状態で私との朝稽古に付き合っていたのか?!」

鈴「というか、いつ寝ているのよ! ポーカーだって夜に結構やってたじゃない!」

医師「(重度のナルコレプシーにもなっていたことは伏せておくか)」

医師「最終的には、ある程度克服する手立てを自力で見つけられたようだがね」

医師「それだけでも実に賞賛に値するよ、彼」

箒「あの時の、居合――――――!」

セシリア「え、それは何ですの?」

シャル「あ、確かにそんなこと試合前にやってたような気がする!」

シャル「剣と腕部を部分展開してから、全体を展開する奇妙な展開の仕方だったからよく覚えてる!」

箒「間違いない! それだ!」

医師「だが、ここに来て新たな後遺症が確認された……」

医師「原因は言うまでもなく、酸欠によるものだ」

医師「イグニッションブースト同士の限界を超えた空中戦による内臓器官の圧迫及び破裂」

医師「居合対決による緊張、疲労状態での強行、呼吸回数の低下、」

医師「最後に、自身の身を顧みない人工呼吸の断行と、積もり積もった呼吸不足……」

シャル「聞いているだけであの光景が蘇ってくるよ……」ジンワリ

鈴「私もよ」ジンワリ

医師「以上の数々の致命的な原因が積み重なり、一夏くんは常人では再起不能なほどのダメージを受けてしまった」

セシリア「最初の内臓器官の圧迫や破裂の時点で、重傷じゃありませんか!」

医師「そう。だから、本来なら緊急の外科手術を行う必要があったのだが…………」

医師「奇跡的な回復力でそれはほとんど治ってしまった」

鈴「へ? それ、どういうことですか?」

医師「私にも何が起きているのかわからない」

医師「とにかく、放っておけば後2,3日で快復するんじゃないかと踏んでいる」

箒「え、それじゃ、特に問題はないのでは…………」

医師「それがただの内臓だけの被害だったら、奇跡の生還として諸手を挙げて祝うところだが、」

医師「酸欠で一番怖い後遺症は、脳組織へのダメージなんだよ」

鈴「それってどういう――――――」



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