過去ログ - ザンネンな一夏「俺は織斑一夏。趣味は――――――」
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◆vc6TpLHdOs
[saga]
2013/09/06(金) 17:38:07.54 ID:kksmQpny0
一夏《無表情》「――――――ここがラウラの部屋か」
一夏《無表情》「……問題なのはどの面で行くべきかだな」
一夏《無表情》「グラサンか、マスクか、この無表情な素面でか……」
一夏《無表情》「何でこんな大事なことを考えてこなかった」
一夏《無表情》「ああ、そっか。今までになかったことだからか……」
一夏《無表情》「くそ、こういうところで後遺症を実感するとは…………」
一夏《無表情》「どどど、どうしよう。面会の時間までもう少しだぞ」
一夏《無表情》「(迷ってどうする!? 誤魔化してどうする!?)」
一夏《無表情》「(学園に復帰した時のことを考えると、――――――グラサンでいいか?)」
一夏《無表情》「よし、グラサンならドクターのおかげで許可されたしな――――――ん」スッ
ラウラ「………………織斑一夏?」
一夏《無表情》「ら、ラウラ……(どうして、外に――――――?!)」
ラウラ「――――――織斑一夏!」
一夏《無表情》「うわ!?(いきなり飛び掛かられた、だと!?)」
一夏《無表情》「(ひゃああ! 148cmの女の子に廊下で押し倒されてるぅううう!)」
ラウラ「………………」ジー
一夏《無表情》「いきなり何をするんだ(れ、冷静に、冷静に話に持ち込むんだ、俺!)」
一夏《無表情》「(あれ、何故だろう? 興奮する状況のはずなのにイマイチ感情がこもらない……)」
ラウラ「………………」ポロポロ
一夏《無表情》「(な、涙を流した? どうして?)」
一夏《無表情》「(これでもあまり驚けない……やっぱり俺の感情は死んでるのか……)」
ラウラ「私が奪ったのだろう、お前の全てを…………」
一夏《無表情》「え……(千冬姉からあまり知らされてなかったけど、険しさがなくなっている……)」
ラウラ「――――――あれから、寝ても覚めてもお前のことばかりしか思い浮かばなくて」
ラウラ「もう一度会って話をしたいと、ずっと思い続けていた」
ラウラ「だけど、怖かった…………」
ラウラ「教官からもドクターからも詳しい経過が聞かされず、」
ラウラ「普通の人間なら再起不能の重傷を私が負わせたことが何故か心苦しかったのだ」
ラウラ「お前を排除することを目的にここに来たのにも関わらず、だ」
ラウラ「ある意味 目的は果たされた。私はそう認識している…………」
ラウラ「だが、そんなことよりも織斑一夏――――お前の顔が見たくてみたくてしかたがなくなったのだ……」
ラウラ「こうして見ると本当に、織斑一夏は死んだのだな…………」
ラウラ「――――――私のせいで」
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