過去ログ - ザンネンな一夏「俺は織斑一夏。趣味は――――――」
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199: ◆vc6TpLHdOs[saga]
2013/09/06(金) 18:23:30.50 ID:kksmQpny0

一夏《無表情》「そして、一人寂しく、ごちそうを頬張る俺……」ハア

一夏《無表情》「せっかくみんな、気合入れて水着を買っただろうに、肝腎の俺がこんな調子じゃ…………」モグモグ

一夏《無表情》「――――――あ」プルプル

一夏《無表情》「……またかよ。練習はしているけど、逆の手はやり辛いな、まったく」

一夏《無表情》「ああ、もう……汁物が上手く食べられん…………」コンコン

一夏《無表情》「ん……誰だろう」






―――――― 一夏さん!






一夏《無表情》「ああ、セシリアか……」

セシリア「よ、ようやく意識が戻ったんですね……」ポロポロ

一夏《無表情》「は――――――(何で泣いてるの?)」

一夏《無表情》「あれ?(俺はみんなと同じ時間に食事を摂っているはずなのに、)」

一夏《無表情》「もうこんな時間…………(――――――時間が飛んだ?)」

一夏《無表情》「もう、夕食から一時間半も経っているじゃないか……(でも、空になった皿もあるし、満腹感もある……)」

一夏《無表情》「あ、ああ……(――――――自動症が悪化した!?)」

セシリア「だ、大丈夫ですか、本当に!?」

一夏《無表情》「…………大丈夫だよ(これ、マズくね? 自動症じゃなくて、これってもう――――――)」


――――――統合失調症じゃないのか?


驚きもしなかった、泣きもしなかった、声を上げることもなかった――――――。

この時、織斑一夏は淡々と事実を受け入れていた。


そして、――――――生温かい人形だった。




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