過去ログ - ザンネンな一夏「俺は織斑一夏。趣味は――――――」
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◆vc6TpLHdOs
[saga]
2013/09/06(金) 18:55:55.34 ID:whTGHLoe0
一夏「ど、どういうことだ!? 何であっさり勝てた…………? わざと負けたのか!? ふざけるな!」
【一夏】「本当はわかっているんじゃないのか?」
【一夏】「経験と努力によって俺が強くなったからだよ」
【一夏】「そして、ガントレットから伝わる命の鼓動を憶えていないか」
一夏「わけがわからない! ガントレット? …………あ」
箒「―――――― 一夏」
セシリア「―――――― 一夏さん!」
鈴「―――――― 一夏!」
シャル「―――――― 一夏」
ラウラ「――――――織斑一夏。私の嫁!」
一夏「…………温かい」
【一夏】「ようやく感じることができたな……」
一夏「どういう……ことだ……」
【一夏】「IS学園に入学するまでの俺は力がなかった。ずっとそのことを悔やみ続けていたんだ」
一夏「……嘘だ」
【一夏】「【俺】はISドライバーとなった俺が『白式』と出会ったことで心の中で生まれた理想像」
【一夏】「当然、俺と【俺】とでは当初は力量差は歴然としていた。曲がりなりにも、“ブリュンヒルデ”そのものだったからな」
一夏「……そうだとも」
【一夏】「だが、俺はみんなの声援と協力をもらって努力を重ねて、最終的には目標だった“ブリュンヒルデ”を超える“強さ”を得たんだよ」
【一夏】「だから、もう悪夢を見なくなった。もう無力だった『昔の自分』とは違うから」
【一夏】「けど、問題は他にもあったよね」
【一夏】「強くなっていくうちに、今度は『自分』のことで思い悩むようになったね」
【一夏】「そこからだよ。本格的に【俺】との戦いの日々になったのは…………」
一夏「脈絡がなくてわけがわからないけど、何となくは……」
一夏「自分でも認めざるをえない“強さ”を得ていったから、余裕ができてきたってことなのか」
【一夏】「そして、このままの中途半端な俺じゃ『白式』と一緒に次の段階へと進めないことに気づく」
【一夏】「ISはパイロットの意思に共鳴する」
【一夏】「相手に合わせるだけだった俺は少しずつ自分の考えを口にするようになった」
【一夏】「俺のやり方や考えが受け容れられていくことで、その最後の扉は開かれた」
――――――初めて自分の胸の内を明かしたから。
一夏「…………あ」
一夏「理想の自分に負け続けていたのは――――――、少しずつ変われたのは――――――、そういうことだったのか」
一夏「――――――全部『自分』が望んできたことだったから」
一夏「答えはいつも『自分』の中にあったんだ……」
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