過去ログ - ザンネンな一夏「俺は織斑一夏。趣味は――――――」
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◆vc6TpLHdOs
[saga]
2013/09/06(金) 19:12:14.34 ID:whTGHLoe0
束「『白式』には驚くな……」ハア
束「生体再生能力が脳組織の修復にも発揮されるだなんてね」
一夏「束さん……」
束「いっくん、大活躍だったね! もちろん箒ちゃんの『紅椿』も大活躍で大満足だよ!」
一夏「今日のことであなたに『ありがとう』を言うべきか迷っていたんですけど、」
一夏「とりあえず『あ』『り』『が』『と』『う』の五文字をお裾分けしておきます」
束「もっと盛大に感謝してくれてもいいんだよ、いっくん?」
一夏「束さん。これで俺も箒も、あなたと同レベルに追われる身となったんです」
一夏「そのことを自覚してください」
束「何がいけないのかな、それ?」
一夏「………………」
束「実のところ、『白式』がどうして動くのか大天才の束さんの頭脳を以ってしもわからないんだよね〜」
束「いっくんがデザインした通りにセカンドシフトが行われたっていう興味深いものも見られたし、」
束「今回は箒ちゃんの誕生日を祝いに来て本当に嬉しい事だらけだったよ」
束「いっくんも元通りになってくれたし、いっくんの周りの良い大人にも会うことができたし、うん!」
一夏「だからって、『白騎士事件』と同じようなことをしなくても…………」
束「ねえ、いっくん? 今の世界は楽しい?」
一夏「正直に言えば、――――――今回の事件、身近な人が苦しむような結末を迎えることがなければ、失敗してもいいと思ってた」
一夏「俺にとって、世界っていうのはそんなものです」
束「………………」
一夏「IS産業型経済モデルを代表するように、ISが登場してからたった10年で世界は大きく変わった…………」
一夏「でも、変わらないんじゃないかな、今も昔も……」
一夏「あなたの発明が受け容れられなかったとしても、人は己の欲望に従って選び続けてきた歴史があるのだから、たまたまISという次世代技術が今 登場したってだけで、それを超える発明だって出てくるだろうし……」
一夏「常識や基準っていうのは刻々と移り変わっていく。ポーカーのハンドのように、良くなる時も悪い時もある」
一夏「だから、『世界が』楽しいかは答えられないけれど、『今の自分が』楽しいかって言えば、はっきり言える」
一夏「――――――楽しい! これからもっと楽しくなるはずだ!」
一夏「そう信じないと勝負師なんてやってられませんよ!」
一夏「勝負師じゃなくても、何が起こるかわからない未知への興奮、スリルへの欲求があるからこそ、癖になる!」
一夏「そして、俺はもう苦しみや哀しみを一人で背負い続ける必要はなくなった……」
一夏「――――――『自分』のこと、愛せるようになったからね」
一夏「もう過去には戻れないから、今を大事にしていきたい」
一夏「そんなわけで――――――」
一夏「ありがとう、束さん。俺にとってもいい誕生日パーティーだったよ」
一夏「生きていることが快感になるぐらいのね……!!」ブルブル
束「ふふふふ、また会おうね、いっくん!」
一夏「またこうやって話せる日を――――――。それも箒や千冬姉、みんなと交えて、ね」
束「いっくん、今度また会ったら――――――何でもない」
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