過去ログ - ザンネンな一夏「俺は織斑一夏。趣味は――――――」
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231: ◆vc6TpLHdOs[saga]
2013/09/06(金) 19:13:57.27 ID:kksmQpny0

一夏「…………行っちゃったか。神出鬼没だな、全く」

一夏「あの人は、――――――人そのものだから。身近な誰かの為に生きている」

一夏「そういう意味では、誰もあの人を責めることはできない」

一夏「ISの導入を決めたのは他でもない人民の意思なのだから…………」

一夏「そして、今回の事件も――――――」

一夏「………………」ザー

一夏「さて、ドクターやみんなに見つからないうちに、海を堪能しておくか…………」

一夏「イイイヤッホオーーーーーー!」

一夏「――――――来い、『白式』!」

一夏「さあ、水浴び水浴び!(あ、縫合の痕ってこうなってるんだ…………)」

一夏「そういや、ISって水中でも使えたっけ? やってみるか!」


ヒュウウウウウウウウン! ザバーン!


一夏「……ああ、圧力に対しては無意味か」

一夏「やっぱり、それ相応の装備がないと水中や宇宙空間は運用不可か…………」

一夏「…………宇宙への道は遠いな、『白式』」

一夏「ふう、着替えも一瞬だから楽だわ〜」

箒「…………一夏」

一夏「……箒か。俺を連れ戻しに来たのか?」

一夏「(今年の流行は胸を寄せて上げる水着…………ナイスバディー!)」グッ

箒「…………一夏?(何だ、今の感じは……)」

一夏「あ……(しまった、1ヶ月にも満たない無表情生活の癖で、誤魔化すことを忘れていた……!)」

一夏「(待てよ……別に誤魔化す必要なんてないんじゃないか?)」

一夏「(こういう場所で見せる水着っていうのは“見せる水着”だったはず……)」

一夏「(なら、臆面もなく褒めてしまえ……!)」

一夏「――――――綺麗だな。ISスーツと同じように、白か」ジー

一夏「俺が黒衣の白騎士ならば、箒は白装束の紅武者って感じかな」ニッコリ

箒「…………そ、そんなに見るな!」

一夏「あれ?(それは照れ隠しと受け取っていいのか? ヤバイ、わからん……)」

一夏「やっぱり俺は『プレイボーイ』にはなれないか…………」ハア

箒「な、何!? よくも私の純情を――――――」ゴゴゴゴゴ

一夏「もう『昔のこと』だよ……若気の至りってやつさ……」

一夏「今は、素直に千冬姉のようになりたいと思ってる――――――ISドライバーとしても一流になりたいって」


そう言って、右腕のガントレットを愛おしそうに触れ、眺める一夏の満ち足りた表情に箒は自然と笑みを浮かべていた。

その時、あの清潔に閉じられた空間の中で握った手と手の温かさのことを箒は思い出した。


箒「…………そうか、昔のように私を剣で打ち負かす日が来るといいな」ニッコリ




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