過去ログ - ザンネンな一夏「俺は織斑一夏。趣味は――――――」
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◆vc6TpLHdOs
[saga]
2013/09/06(金) 19:23:58.66 ID:whTGHLoe0
最終話 いつか見た星空の下で
Return of the Nature
――――――とあるバー
一夏《無表情》「…………レイズ」
一夏《無表情》「――――――オール・イン!」
一夏《無表情》「…………ドロップ」
一夏《無表情》「――――――オール・イン!」
一夏《無表情》「――――――オール・イン!」
一夏《無表情》「……次のビッグ・ブラインドはあなただ」
遊び人「うぎゃあああああ!」
博徒「そんな、馬鹿な…………」
代打ち「この俺が…………」
悪女「ぼうや、いつかこの借りは返させてもらうよ……」
おっさん「無表情なのに惑わされただと……!?」
常連「ああ、またワンサマーのトーナメント一人勝ちか……」
店主「GOOD!」パチ・パチ
店主「さすがワンサマー。それでこそ我が好敵手……」
店主「快気祝い、そしてランキングトップ10入り おめでとう」
一夏「ありがとう、マスター」
店主「まさか、生前の状態にまで回復するなんて思いもしませんでしたが、新しいポーカーフェイスが役に立っていますね」
一夏「ああ、あれは能面の傾け方だけで相反する感情を表現できるってことを思い出して」
一夏「直面(ヒタメン)っていうのも現代の能楽師にとって重要な芸だけど、」
一夏「能面に込められた幽玄の真髄を俺はずっと見落としてきた…………身近な答えを」
一夏「本当にあの一言が助けになりましたよ。――――――これ、あの時のお礼」
店主「そういうのは勝負師の世界では必要ありません、ワンサマー」
一夏「え、でも、マスターは――――――」
店主「あれは、日本では浸透せず止む無くバーを経営することになったポーカーハウスの支配人としての心遣いです」
店主「勝負師である私からのものではありませんよ」
一夏「だったら…………わかった。大人になったら、いい酒を飲ませてくださいね」
店主「GOOD! しかし、大人の世界を甘く見ないほうがいいですよ」
一夏「大人の世界に片足を突っ込んだ青二才がマスターと実力伯仲で渡り合ったんだから、これ以上何かあるんですか?」
店主「それは“WSOP”に出場できる歳になったら、ね?」
店主「おっと、もうこんな時間ですよ。朝のランニングにしては長すぎたかもしれませんよ」ニヤリ
一夏「ヤバイ! もう9時じゃないか! 3時間以上のランニングだなんて千冬姉もさすがに心配する!」
店主「間もなく開店時間ですよ。裏口から出なさい。快気祝いの品も忘れずに」
一夏「ありがとうございます! それじゃ、また!」バタン
店主「ええ、また」ニヤリ
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