過去ログ - ザンネンな一夏「俺は織斑一夏。趣味は――――――」
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37: ◆vc6TpLHdOs[saga]
2013/08/25(日) 21:24:50.34 ID:cqR5K4+10

――――――同日、夕食にて


女子「それでは、いっせいのせっ!」

――――――織斑くん、クラス代表決定、おめでとう!

周囲「オメデトー」パチパチパチパチ

一夏「こういう催しで多くの人に祝ってもらえるなんて、行きつけの――――――久々だな」フキフキ

箒「相変わらず、能面を手放せない男だな」

一夏《延命冠者》「“延命冠者”だよ。見ているだけ心がウキウキしてきますよね」ニコニコ

セシリア「い、一夏さんの笑顔が眩しい……」ポー

周囲「ウンウン」ニコニコ

箒「…………人気者だな、一夏」ニコニコー

一夏《延命冠者》「男はつらいよ」ニコニコ

箒「ふん。その表情で言われてもちっともそうは思えないぞ」ニコニコー

一夏《延命冠者》「ああ、はは…………」ニコニコ

一夏《延命冠者》「でも、クラス代表の座の委譲をわざわざこんな形で見せつけなくても……」ニコニコ

セシリア「それは決闘を申し込んだ者の礼儀ですわ」

セシリア「あなたの実力はここにいる誰もが認めておりますわ」

セシリア「私自身もあれだけの実力差を見せつけられておきながら、」

セシリア「棄権で勝っただなんて認めたくありませんもの」

セシリア「それに、私自身があなたの戦いをもっと見ていたいと思いまして……」モジモジ

一夏《延命冠者》「……そうなんだ(――――――どういうことなの?)」ニコニコ

一夏《延命冠者》「(おかしい。何かがおかしい。周りと俺との認識の間に大きな隔たりがある……!?)」ニコニコ

一夏《延命冠者》「(というかセシリアさん? すっかり態度変わってない? 俺の知っているセシリア・オルコットはそちらのお国の独身女王のような気高さと愛嬌のある人物だったはず……! これまでの毅然とした態度はどこに……?)」ニコニコ

一夏《延命冠者》「(む、胸が、当たって――――――)」ニコニコ

一夏《延命冠者》「(ふははは! 男の浪漫、キタアアアアア!)」ニコニコ

女子「新聞部です! 専用機持ちのツーショットお願いします!」

セシリア「では、一夏さん」パシッ

一夏《延命冠者》「うん、セシリア(ひい、女の子の方から手を握られた……!)」ニコニコ

一夏《延命冠者》「(しかも、こんな別嬪さんから? 嘘、マジで!? 夢じゃないよね――――――!?)」ニコニコ

セシリア「(私に近寄ってきた男たちはみな下心を覗かせておりましたが、)」

セシリア「(この方は今まで見てきた人たちはまるで違う……)」

セシリア「(――――――この方ですわ! 私の運命の人は!)」

一夏《延命冠者》「(いかんぞ、俺。ど、どうやら俺は千冬姉が言うように、まだ『ちょっと抜けているけどそこが可愛くてカッコイイ イケメン』らしいから、期待を裏切らないように平静を装わねば、装わねば、装わねば…………)」ニコニコ

一夏《延命冠者》「(俺は『プレイボーイ』にはなれない。だったら、少なくとも今の体裁を保つだけで十分だ)」ニコニコ

一夏《延命冠者》「(そう、十分すぎる。十分すぎるんだ……)」ニコニコ

パシャ

セシリア「ああもう! 何でみんな入ってくるんですか!」

一夏《延命冠者》「そんなに俺とのツーショットが欲しいんだったら、それぐらい付き合ってあげるから、ね?」ニコニコ

セシリア「い、一夏さん……」デレデレ

箒「むむむ……!(一夏め…………!)」イライラ



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