過去ログ - ザンネンな一夏「俺は織斑一夏。趣味は――――――」
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58: ◆vc6TpLHdOs[saga]
2013/08/25(日) 23:35:26.09 ID:cqR5K4+10

鈴「終わった? それでどうするの、整備科入試満点主席の一夏?」

一夏《虚無》「基本的に、攻めは俺に任せて、鈴は牽制に徹してくれ」

一夏《虚無》「そして、アリーナの被害が拡がらないように隙を見て、アリーナ上空の空中戦に持ち込む!」

一夏《虚無》「頼んだぞ! 俺だけじゃ何もできない」

鈴「任せなさい、一夏! 中国代表候補生の名に賭けて協力するわ!」

一夏《虚無》「行くぞ! 無理はしないでくれよ」

鈴「そっちもね(何だろう? さっきから一夏から何ていうのか生気っていうのを感じない?)」


一夏《虚無》「(フルスキンフェイスのISか)」

一夏《虚無》「(別段珍しい装備じゃないが、この場合は単純に素性を隠すためのものだろう)」

一夏《虚無》「(だが、何か違和感を覚える)」

鈴「そっち行ったわよ、一夏!」

一夏《虚無》「ふん。図体がでかいだけじゃないか」ヒュン

一夏《虚無》「ほらよ!(秘技“ローアングラー”!)」ガキーン

謎のIS「――――――!」

一夏《虚無》「……あ、しまった(『零落白夜』を使っていれば、これで終わっていたのに……!)」

一夏《虚無》「(……待てよ? いくら現状として学園を制圧したからって、ここは世界最大のIS保有数を誇る、地球最強の戦力を有するNGO:IS学園だぞ? 俺たちを倒してもいずれはエネルギー切れするなり、数の前に平伏すことになるはずだ)」

一夏《虚無》「(それじゃ、――――――こいつは捨て駒なのか?)」

一夏《虚無》「(だが、捕まれば口を割られるのは避けようがないし、IS適性が高いパイロットはどの組織でも貴重な資源だ)」

一夏《虚無》「(だったら、使い捨てが容易な――――――無人機?)」

一夏《虚無》「(しかし、ISは有人であることが大前提だが…………)」


――――――ISのコアには意識のようがある。


一夏《虚無》「(…………あり得ない話じゃない)」

一夏《虚無》「(ISの普及によって広まった量子化技術だが、それによって得られた恩恵はコンピュータ開発にも利用されている。量子コンピュータという超超高速演算機器の実現も近年になって果たされている)」

一夏《虚無》「(それによって、従来では処理しきれなかった膨大な計算ができるようになり、様々な分野の研究が進んだ)」

一夏《虚無》「(量子コンピュータで擬似人格プログラムを開発して、)」

一夏《虚無》「(それをISのコアに反応させることができれば、)」

一夏《虚無》「(――――――無人機の運用は不可能じゃない!)

一夏《虚無》「(むしろ、こんな俺でも思いつけるくらいなんだから、すでに理論化されている……?!)」

一夏《虚無》「(――――――それがこいつなのか!?)」


鈴「空中戦が不利と見て、地表から高出力レーザーで対空砲火だなんて、」

鈴「…………なかなかしぶといじゃない」ハアハア

一夏《虚無》「無理なら離脱していい。下がるんだ!」

鈴「それはできない相談よ。あんたも言ったでしょ?」

鈴「――――――強がりを言わせなさいよ!」

一夏《虚無》「頼もしいな!(ここまでついてきてくれるってことは、やっぱり鈴は…………)」

鈴「(何だか刺し違えても相手を倒してやるっていう感じがして、放っておけないのよ!)」

鈴「(一夏! あんたは私が守るから、死なないで!)」




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