49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/08/24(土) 20:21:27.90 ID:r0c6KqPg0
「しかしながら、わたくしのせいで他人に迷惑がかかることをよしとしません。
わたくし自身にも責任はありますもの。
ですので、こうはいかがでしょうか。
わたくしはあなた方から200万円を受け取って、柴田組の方へ返しに行きますわ。
そうしてからあなた方はわたくしを売ればよいのですわ。
自分で言うのもアレですが、わたくし、200万以上の値はつくと思いますの。
口でも胸でも手でも足でも脇でも前でも後でも…。奉仕させていただきますわ」
生唾を飲み込む音が聞こえる。
男とはなんて浅はかな生き物でしょうか…。
それから彼らはお互いの目を見合わせて。
様々な言葉をわたくしの頭上でめぐり、数分の後。200万円を渡されましたわ。
そこからは本当に簡単でしたの。
柴田組という大きなお屋敷に入るや否や、目のあった人に。
「このお屋敷の入り口で、怖い人がいて、柴田組のヤツを誰か一人おびき寄せてこい。
来ないと殺すと脅されました…」
意味のわからない言葉かもしれませんが、意味は重要ではないのです。
その嘘は人づてに、柴田組の偉い方の耳に入るでしょう。
その内容は、『どこかの組が喧嘩を吹っ掛けてきた』と。
あとは流れでした。
門の前にいたわたくしをさらった人と柴田組の方々が殴り合い。
そこからさらに人が増え。
警察官も集まり。
それに乗じて、わたくしは逃げる事が出来ました。
200万円を持って。
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