過去ログ - 須賀京太郎「できたぜ優希! 押すたびに俺の存在感が希薄になっていくスイッチだ!」
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57:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/08(日) 13:53:00.20 ID:+CCEXKMe0
そう言って、優希は軽快な足取りで玄関の中に入っていった。道中、ずっと俺を
おぶさっていたにも関わらず、優希の顔は平然としていた。まるで、疲れという
概念が優希の中から出て行ってしまったかのようだ。森の中なんて、雑用で鍛えられた俺でさえただ歩く
だけでも疲れるというのに。
 玄関を抜けると、開けたエントランスルームにでた。空間の大半は味気の無い長椅子で
占められており、奥には受付口が並んでいる。部屋の左右からは、診察室やそれぞれの病室に行くための廊下が続いている。
 何と言うか、俺の学校の近くにある総合病院にそっくりだ。長椅子の種類も、受付口の形も。その
病院の内装を廃墟風にしたら、ちょうどこう言う風に……いや、おかしい。あまりにも同じ過ぎる! 
この場所、どこからどう見たって、清澄病院そのままじゃねえか……! 
 外面も、思い返してみれば清澄病院のそれだった。ただ、外の方は廃墟化の具合が内部よりも進行してい
たから、すぐに気づくことはできなかったのだ。

京太郎「な、なあ。優希、ここって……」

優希「おお、これにも気付いたか! さっすが京太郎、それでこそ私の婿だじぇ!」

京太郎「じゃあ、やっぱり……清澄病院なんだな、ここは?」

優希「うーん……いや、正確には清澄病院そのものではないんだけどな。言うなれば、それの模型だじぇ。ちょっと手は加えてあるけど」

京太郎「模型……手を加えた? まさか、これ全部お前が作ったのか!?」


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