過去ログ - 須賀京太郎「できたぜ優希! 押すたびに俺の存在感が希薄になっていくスイッチだ!」
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59:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/08(日) 13:56:23.60 ID:+CCEXKMe0
優希「言うに及ばず、見るが易し、だじぇ! ……開け、タコスの国!!」

 優希が大きな声をあげると同時、それに呼応するかのように、行き止まり
の壁から眩い光が発せられた。
 そして次の瞬間、優希が消えた。というよりも、いつの間にか俺が一人光
の中で立っている状態になっていた、といった方が正しいか。
 おぶさられていたのだから、優希が消えたら俺は地面に落下している筈
である。しかし、何の衝撃も痛みも訪れないまま、俺はそに立っていた。
まるでもともとそうであったと言わんばかりに。すべての過程は消し飛ばされたと
言わんばかりに。
 いきなりの事に呆然としていると、ようやく自分の体の違和感に気付いた。
そう、俺はかなりの傷を負っていた。それこそ、優希の歩行中のわずかな体の揺れさえ
も、直に骨に響いてきてしまうほどに。なら、どうして俺は何の痛みも感じずにこうして
立っていられるのか? まるで俺の体が一瞬の内に元に戻ったかのようだった。いや、
元に戻ったのだ。さまざまな部位を動かしてみるが、同じだ。やはり完治している。
 そこでふと、ある事に気付いた。この光の空間の奥で特に眩く光る何かがあることに。
そして、その何かは急速な勢いで大きくなっている。
 二倍、三倍と大きくなっていくその何かは、数秒後……俺の全身を包みこんだ。



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