2: ◆JA37IZ065o[sage]
2013/08/25(日) 00:45:34.92 ID:fzi1/gmJ0
『桜色』
宮永照が咲と離れ離れになってから数年、すっかり東京での生活に慣れた頃の話である
GW前の休日、私はある人に呼び出され、駅前で落ちあうことになった。
本当は、三人で会うつもりだったけど気を使ってくれたのか菫は後で合流することに。
照「約束の時間に遅れちゃうよ 急がなくっちゃ」
普通の日なら目覚ましなしでも自然に起きる私だけど、昨日は新刊を夜遅くまで読んでいたせいか
うっかり寝坊してしまい急いで用意しても間に合うかギリギリの時間に起床
照(こんなことなら、起こしてもらうんだったなー)
照「あ、菫からメール来てる」
『照、時間通り起きたか? どれだけ夜更かししても遅刻だけはしない照の事だから大丈夫だとは思うが一応な』
照「やっぱり菫は世話焼きさんだよね。でもありがたいな」
『アイツは結構時間に厳しいから、時間厳守だぞ。何事も無ければ午後に合流するから宜しく頼むぞ』
照「はいはい、分かってるよ菫」ポチポチ
菫にお礼のメールを返信して、もう一度今の時間を確かめた私は急いで出掛ける準備を始めます。
朝食は夜の残りで簡単に済ませ、今日の天気と気温を確認して着ていく洋服の準備などなど
ともあれ取るものもとりあえず急いで出掛ける準備を整え玄関へと向かう私でしたが……
照(おっとっと、その前に)『いってきます』
今、家には私以外誰もいないけど、毎回家を出るときに必ず言うセリフ
これは、東京に来てから始めた事
なかなか賛同してくれる人は居ないけど、始めて二年目にもなると自然に出るようになっています。
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